1番ティーグラウンドに連れて行かれますた。
ギ「おう、ドライバー持ってこ」
俺「うっす」
ギ「そんじゃ構えてみな」 「構えは寸分の隙もなし。よくやった」
俺「はは・・」
ギ「じゃあそのまま打ってみろ」
打ってみた。ややフックで左ファーストカット。
ギ「このへんがおめえの弱点だな」 「これを克服したら俺とスクラッチだっぺ」
俺「んなわけないっぺ・・」
ギ「んなことある!」
俺「はは・・続き・・おながい」
ギ「おめえは道路工事のお陰で、バック→トップ→インパクト寸前までは完璧だっぺ」 「だが、インパクトからフォローがいけねえ」 「完璧な時もあるが、4割がた横に流れてるっぺ」 「せっかくダウンまで縦に出来てるんだから、フォローも縦にしなきゃもったいないっぺ」
俺「なんだかわからんので、もちょっと具体的におながい・・」
ギ「いいか、バックで左親指方向に縦に上がっていくだろ?」
俺「うんうん、そーだよ」
ギ「だろ?じゃあ、フォローでも左親指方向に縦に上がらなきゃ対象形じゃないっぺ?」
俺「へ?そーなの?考えてもいなかったし、師匠にも教わらなかった・・
ギ「なんでオヤジが教えなかったかわかる?」
俺「わがんね」
ギ「おめえが開眼したって時期にそんなこと言ったらブチ壊しだからだっぺ」 「スイングは一瞬で終わる。フォローなんか常人では感知出来ないし、させてもまずい」 「だが、今のおめえは常人のレベルを超越した。だから感知しろっつ~か、感知できる」
俺「打った後に左親指方向に上げればいいの?」
ギ「ヴォケ!そんなこと考えるのは一般人」 「上げるじゃなく、自動的に上がるようにしろ!」
俺「んなこと言ったってわからん・・」
ギ「お前の調子いい時のグリップの圧力とテンションの部分的なかかり方」 「そんで不調の時のそれとは明らかに違う。俺が見りゃあ一目瞭然だっぺ」
俺「いや、正直全然わからん。同じようにやってるつもりだが・・」
ギ「まず、正しく振るのには正しいグリップが必要だっぺよ」 「おめえのグリップは理想的だ。苦労して作った賜物だな」 「だがしかし、インパクトゾーンでゆるむ時がある」 「そんときに、横ぶれして左右に曲がる」
俺「いや~知らなんだ・・それマジ?」
ギ「ヴォケ、この期に及んで煽りレスするっぺか?」 「いいか、グリップさえ緩まなければ正しいフォローになる」 「縦のフォローに自然になってくれる」 「アマはそうしようとしてドつぼにハマるっぺ」 「いいか、見ててやるからお前独自の感覚でいいからグリップのテンション変えながら打て」
しばらく打ってみた。最初はまあまあだが次はややフック、プッシュ、まっすぐ、の繰り返し。 100球くらいの時にグリップ全体をインパクト直前でちょっとだけキュっときつく握ってみた。 そのとたんに左右のブレがなくなった。全部フェアウェイにおさまった。
ギ「よし終了。なにも言うな。この感覚はおまえだけにしまっておけ」
「俺が聞いてもしょうがないしな」
「これがおまえに与える最後の お礼 だっぺ」
俺「へ?お礼???」
ギ「・・・・・・・・・・・・・」
ギリプロ泣いてた・・・ なんか・・俺も・・泣いてた・・・ なんだかわからないが、2人がさようならする2日前でした・・・。
コメント
このまま、○を△して×すれば・・・までいくのでしょうか?
あ、しげです。
○も△も×も不明なままです。もやもやしてます。
最近、飛球線方向と反対に振る様な感覚を覚える事はあります。
でわ。
しげコメントありがとう。
○を△して×は「ゴルフ男 完結編」になります。当分先だね。
>最近、飛球線方向と反対に振る様な感覚を覚える事はあります。
@感覚としては悪くないんじゃないかな。