ゴルフ男完結編 【初出勤そしてお勉強】・・22

ゴルフ男

んで、6月から○○ゴルフスクールに初出勤っす、うっす!

プ「岡田君、ゴルフ男君、実技試験はご苦労さんでした。
君らはゴルフが上手ということはよくわかりましたが、
レッスンとなると何もまだできないでしょう。これからの
1ヶ月間はレッスンをできるだけの実力を養うことに集中して
もらいます。ではがんばってください」

で、その日のメニューは・・・
【午前】スクールテキスト熟読、それに載ってた各ショットを実際に
打球練習。またテキスト熟読っつ~か暗記っす・・
【午後】実際の授業を2クラス見学。(初心者クラスと上級者クラス)
個人レッスン2件見学。(初心者と中級者)
ルールテスト、それの解説。ルールブック熟読っつ~か暗記。
テキスト復習、各ショットの練習っす。

夜8時までやりますた。腹めっちゃ減りますた。

俺「スクールって女性ばっかりだね。俺あんなに大勢の女の前で
話とかできねえよ~、こっぱずかしくて・・」
岡「そうなの?慣れれば大丈夫だよ。それよりも個人レッスンが
難しそう。その人の一番悪いトコを瞬時に見つけるのって、
かなり難しいと思うよ・・」
俺「腹へってると一層むずかしいね・・はは・・」

まあとにかくその日は終了で、岡田君とどんぶり2杯ずつ飯くいますた。
で翌日からも同じ事を1週間やらされました。で、やっぱ入ってからも
試験あるんだね。次回は検定試験の話です。

 

んで、1週間後に検定試験です。どんなことやるかと言うと、
テキストをしっかり暗記しているかどうかが試されます。
ぶっちゃけ言うと本一冊の暗記っす。やばいっす。
例えば、「距離の長いバンカーショットを言ってください」って
言われたら、
「バンカーは、芝や土を取り除いて、かわりに砂、もしくはそれに
似たものを入れて造られたハザードで、凹みになっている所がほと
んどです。バンカーショットでは、アドレスでクラブをハザードに
つけてはいけません。使用クラブは、その距離やバンカーの土手の高さ、
ボールの止まっている状態によって変わります。スウィングの基本は
変わりません。足場を十分に安定させ、クラブは短めに握り、ボール
だけを打ちます」って一字一句正確にクラブを持ちながら身振り手振り
しながら言えなくては再試になっちゃいます。これが数十項目に渡り、
いくつかアットランダムに質問されるので全部丸暗記する必要があります。
聞くところによるとPGAのティ-チングプロの講習も同じ感じだそうです。

プ 「ではゴルフ男君、スイング軸、スィングプレーン、スイング軌道、
スィングアークをお願いします」
俺 「スイングにはひとつの軸が必要です。この軸は・・え~と、
個人差もありますが、え~と・・」
プ 「はい不合格、え~となんて書いてないよ~」
「明日再試です。しっかり本を読んでおいてよ」
俺 「はは・・わっかりますた~」
プ 「じゃあ次、岡田君はグリップ、右手、左手、両手、グリップの
種類を言ってください」
岡 「スラスラスラ、スラスラ~」
プ 「はい合格です!よく覚えたね!」
岡 「うっす、ごっつぁんです!」
俺 「はは・・・」
いやあ~まいったっす。暗記物って苦手なんだよなあ、なにしろ
これまでアドリブ人生だったからなあ、はは・・。

 

岡田君と俺の部屋は隣同士っす。んで、俺の持ち込んだ
宮崎焼酎「鬼殺し、5ℓ」をちびちびやりながら・・
俺 「ねえ、なんであんなにスラスラ言えたの?」
岡 「へ?だって暗記したもん・・」
俺 「ふ~ん、どのくらい時間かかった?」
岡 「毎晩徹夜状態だったよ・・」
「ゴルフ男は?・・」
俺 「毎晩焼酎状態だったよ・・」
岡俺「はは・・はははははは・・・・」

んで、その晩ほとんど徹夜で岡田君と翌日の再試に向けて
暗記作業にいそしみますた。次回は再試っす。

 

もうね、岡田君と朝まで暗記訓練しますた。で・・翌日。
プ「じゃあゴルフ男君、高い球と低い球、スウィングを言ってみて」
俺「スラスラ・・スラスラスラ・・・」
プ「お、勉強したね。はい合格!」
俺「うっす!」
プ「さて、ここまで1週間は校長の私が教官でしたが、
今日からは君たちの先輩のMプロが教育係として
担当しますので、よく言うことを聞くようにね」
俺「う~っす!」
岡「明日からはどんなことをやるんですか?」
プ「いよいよレッスンの実践訓練に入ります。」
俺「いよいよなのねん・・」

さてさて翌日からはレッスンのやり方を教えてもらえます。
んで、教育係のMプロを見たとたんカマイタチに襲われた
ような衝撃を受けたのですた!

 

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